ブランドの位置づけ

リニューアルオープンに際して、

ル・ミュゼ

イデア

コンセプト“セー”

この3つのブランドについて、

整理する必要がある。

また、現時点でも取材などで聞かれることが増えたので、

ここに明記する。

・・・

よい例えがウェキペディアにあった。

トヨタのレクサスである。

レクサス(英語: LEXUS)は、

トヨタ自動車が展開している高級車ブランド(プレミアムブランド)である。

北米で1989年から展開が開始された。日本では2005年から展開が開始された。

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idea[イデア]とは、

株式会社ミュゼが展開している、

レストランの最上級ブランド(プレミアムブランド)である。

2011年にル・ミュゼの2階特別室としてオープンし、

2020年、ル・ミュゼのリニューアルに伴いディナー営業のブランドは、

全て[イデア]に統一された。

尚、ル・ミュゼのランチブランドは、[コンセプト・セー]のブランドに移行。

ル・ミュゼは、2020年のリニューアル以降、

昼と夜でコンセプトの異なる

2つのブランドで展開している。

ル・ミュゼのブランドは、コラボレーションや単体の

スペシャルディナー、ポップアップ、或いは、クリスマスなど、

通常営業ではない時に使われる事が多い。

しかし、通称[ル・ミュゼ]と言えば、従来からあるレストランを示す事が多く、

空間の総称として、そのブランド名を使うことが多い。

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ル・ミュゼ Wikipedia風

といった感じだろうか。

CONCEPT”C”(コンセプト”セー”)

新たに立ち上げたブランド 【 CONCEPT”C” 】(コンセプト“セー”)

コンセプトは、”C”セー である。

Cというアルファベットから刺激された、

様々なアイデアをカタチにしていくのが【コンセプト“セー”】なのです。

コンセプト“セー”という空間は、

料理人(Cuisinier)によって日々生み出される

カタチの無いアイデアを創造し(Creation)、具現化したものを

皿に乗せ、他者との交流(Communication)を図る場所。

また、我々は状況に応じて、そして時代に応じて、自在に変化(Change)することを

ひとつのテーマにしている。

コンセプト・セーは、レストランでありながらも、

時に新たな企業(Company)を生み出すビジネスモデルであり、

また、若い人材を育成するカレッジ(College)でもある。

我々は、若い才能に可能性を見出し投資(Capitalize)し、

そして、プロデュースすることもあるだろう。

そうした、コンサルタント(Consultant)を含めて、

様々な食の在り方をコーディネート(Coordinate)していく。

ジャンルは、問わない。

カフェ(Café)、カレーショップ(Curry)、チーズ(Cheese)、

ショコラ(Chocolat)・・・・・・・・・・

食に関連することで、【C】から始めれば、なんでもいい。

それは全て、我々の中の存在しているコンテンツ(Content)である。

文化(Culture)というものは、常に時代の流れの中で交差(Cross)し、

交じり合うことで発展してくものだ。

我々は、失敗を恐れず常に新しいものへと挑戦(Challenge)していきたい。

様々なコネクション(Connection)を駆使したコラボレーション(Collaboration)も

積極的に行っていき、ジャンルの垣根を超えた、新しい食のシーンを創っていきたい。

新しい店舗は、いつだって、何処にだって作ることが可能だ。

例えば、それは何だっていい。

シャンパン(Champagne)とキノコ(Champignons)をテーマにしたお店でもいい。

その場合は、こんな感じだ。

【 CONCEPT”C” Champagne et Champignons 】

生ハムと生パスタのお店でもいい。

【 CONCEPT”C” Cru 】

我々は、時代と呼吸しながら、

楽しくて美味しいものを創り上げていく。

我々には、タブーがない。

あるとずれば光と影(Contraste)

あるとすれば劣等感(Complex)

だからこそ、新たな概念のレストランを創りたい。

それが、CONCEPT”C” 

我々が、次世代のガストロノミーを牽引する。

そして、新しい時代のシェフ(Chef)の在り方を問う。

追記

新しい時代のシェフの在り方として、

ひとつ追記がある。

それは、環境問題だろう。

今、盛んにサステナビリティという

言葉が持て囃されているが

僕は、まさにこのブログで、随分と前に

その話を議題に挙げていた。

コンセプトセーの中に在る、

ひとつの大きなテーマとして、

クリーン(clean)な環境を作ることがある。

我々が持ち合わせている

知識や技術は、何も一部の

富裕層に豪華な食を提供する為に

あるわけでは無い。

我々が持つ能力により、

廃棄になる様な食材を

素晴らしい料理に変える事が出来る。

ガストロノミーのもう一つの側面は、

そこにある様に思う。

しかし、最高の高みを目指し、

この上ない料理を作りたいという

思いで創り上げたレストランブランドの中で

最高ではない素材のパーツを用いた

クリエイションは、本意では無い。

故に、ワインのセカンドラベルに位置付けられる

コンセプトセーというレーベルが存在する。

それは、新しいファストフード。

B級グルメならぬ、

C級グルメ…

いや、ウルトラCのガストロノミーである。

高品質、低価格を貫く、

コストパフォーマンス(cost performance)に優れた、

食を循環させる場所である。

コストを徹底的に管理し、

効率的で、クレバー(clever)なシステムは、

食に関わる様々な問題をクリア(clear)にするだろう。